兄弟戦争リミテ考察記事
「兄弟戦争」にはパワーストーン・トークンから出るマナの使い先として重量級アーティファクトや起動型能力が多く収録されているが、そもそもそんなにパワーストーン出るのか?と思って調べてみた。
「(T):(◇)を加える。このマナはアーティファクトでない呪文を唱えるためには支払えない。」を持つ定義済みトークンである。通例タップ状態で出る。
代表的なマナの使い先は以下。
・アーティファクト呪文
・起動型能力(蘇生など)
・効果でコストの支払いを求められたとき(《かき消し》など)
以下には使えない。
・追加コスト(キッカーなど)
・代替コスト(フラッシュバックなど。試作は全てアーティファクトなので問題なし。)
・アーティファクトではない呪文。無色でも。
また、赤や黒にはアーティファクトを生贄に捧げるコストを持つカードがあり、青や緑にはアーティファクトをクリーチャー化するカードがある。
雑に数えた。
《電池持ち》はちょっと違うが、カウントに入れたかったので入れた。
やはりちょっと少ない気がする。重量級アーティファクト使うなら意識して集める必要がありそう。
特に黒はサクりシナジーがあるにも関わらず、パワーストーンを出せるカードは1枚しかない。
5点満点。
5→神話コモン/アンコモン。
4→グッドコモン/アンコモン。
3→普通。
2→弱め。数合わせ。
1→アンプレに近い。
○白
《パワーストーン技師》
2点。タイミングを選べないマナ加速は基本弱い。
タフ1なので死にやすくはあるが。
《修復と充電》
1~3点。試作勢を釣ったときのリターン目当ての採用となる。
おまけのパワーストーンも、試作をかき集める戦術と噛み合っている。
《静止網》
4点。有用な除去。言うことなし。
《大砂漠探鉱者》
3~4点。肉部分があるので腐りにくい。
結構な数のパワーストーンを用意できるので、アーティファクトランプを組みやすい。
○青
《コイロスのロック鳥》
3点。5/3/3飛行部分が2点+ETBで1点のイメージ。
《厳しい授業》
3点。ぐちゃぐちゃデッキの潤滑油。
蘇生やリアニと組み合わせたい。
《パワーストーンの分割》
1点。舐めてんのか?
《パワーストーンの神童、ウルザ》
4点。本体サイズが微妙とはいえ、継続的なルーター+パワーストーン生成は強い。起動コストがパワーストーンで払えるのがポイント。
アーティファクト詰め込みデッキで使えば、10マナ10/10素出しなども狙える。
○黒
《ギックスの愛撫》
2点。黒唯一の生成手段がこれなのは辛い。いっぱい入れられないため。
○赤
《採掘爆発》
3点。優良除去だが、ソーサリーなのが惜しい。
《拮抗する兄弟》
1点寄り。軽いサクり手段が不足している。
《有角の石探し》
3点。性質としてはマナクリに近いが、威迫で殴りに行けるのは悪くない。
○緑
3点。パワーストーン発生源としては手軽で使いやすい。
ただ、3/3/2はかき集めても強くない。緑系ランプを組む際のジレンマ。
《ファラジの発掘》
1点~宇宙。危険人物御用達。
5マナから3加速することに何の意味もない。通常の環境なら。
どう組んでも事故率はお察し。楽しみましょう。
○多色
《大石弓の技師》
4点。有用な3つの効果から1つ選んで使える。
パワーストーンを出すよりも、3/3速攻として殴りに行くことが多そう。
《電池持ち》
4~5点。自軍全部をパワーストーンっぽくする。ドロー付き。
一枚でアーティファクト・ランプを成立させられる能力を持つ上、スタッツも良い。
青緑はこれ引けたかどうかで天地の差になりそう。
《廃品置場の天才》
4点。ETBでパワーストーン+サクりで全体強化。
起動型能力の打撃力が凄まじく、まず自分で出したパワーストーンとそのマナを使って全体強化+威迫付与、全軍突撃してからブロックされたクリーチャーをサクって更に起動、とすることで容易にエンドカードとなる。
押されている状況ではただの3/2/2。
○無色
《岩石回収機》
ザ・2点。5マナ以上をアーティファクトで揃える組み方ができればもうちょっと良いかも。
《金屑石の精錬所》
1点。どう組めば良いのかさっぱり分からん。蘇生でも誘発するのは良いが。
以上、アンコ以下のパワーストーン生成カード16枚。
なかなか癖のあるカードが多く、そう簡単に「パワーストーンデッキ」は組ませてもらえなさそうだ。
でもやっぱり8/8/8とか9/9/9とか10/10/10とか使いたいので、頑張ってみることにする。