雷鳴と批判家刺殺

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灯争大戦後BO1白ウィニー叩き台

灯争大戦解禁後いろいろといじくり回していたが、一応は満足する形になったので公開。

MTGArenaのBO1は初手の土地枚数が安定しやすい仕様でアグロが強力であり、その中でも白ウィニーは最高のデッキの一つだと思う。

 

◯レシピ

20 平(へい)地(ち) (RIX) 192
4 空(そら)渡(わた)りの野(や)心(しん)家(か) (RIX) 21
4 不(ふ)屈(くつ)の護(ご)衛(えい) (DAR) 14
4 法(ほう)ルーンの執(しっ)行(こう)官(かん) (WAR) 20
2 高(こう)名(めい)な弁(べん)護(ご)士(し)、トミク (WAR) 34
4 ベナリアの軍(ぐん)司(し)令(れい) (DAR) 6
4 敬(けい)慕(ぼ)されるロクソドン (GRN) 30
3 不(ふ)敗(はい)の陣(じん)形(けい) (RNA) 29
3 議(ぎ)事(じ)会(かい)の裁(さば)き (GRN) 6
4 軍(ぐん)団(だん)の上(じょう)陸(りく) (XLN) 22
4 短(たん)角(つの)獣(じゅう)の歩(ほ)哨(しょう) (RIX) 23
4 ベナリア史(し) (DAR) 21

 

◯解説

・平地

安定の20枚。3マナ捻出がマストであるため、減らせない。

 

 

・1マナ域

野心家、護衛、法ルーン、歩哨、上陸が各4枚の20枚体制。

かなり多いが、これは3ターン目ロクソドン着地の可能性を極限まで上げるためである。ロクソドンは強力だが、攻撃と防御の手を休めてしまうため、4ターン目では少し遅い。

 

新顔の法ルーンの執行官はとても強力なカードであり、邪魔な生物をタップしてしまうことでこちらが一方的にクロックを刻むことができる。再燃するフェニックスやライラなど致命的な相手も自然と誤魔化せてしまえるので、トップ議事会お祈りをしなくて済む。

タフネスが2なので鎖回しに轢かれず逆に行動を止めることができたり、+1の強化で肉儀場に引っかからなくなるのも魅力。1マナとは思えないほどゲームを左右する生物である。

ちなみにタップ効果は「相手ターンに起動したほうが強い」。この事実が意外と曲者で、時にはテクニカルな立ち回りが必要になることもある。一つの面白い動きとしては、不敗の陣形の総攻撃によって軍団の上陸をひっくり返し、警戒によるアンタップ状態の法ルーンと起動用マナを確保する動きだ。

タップ状態の古い土地アダントを墓地に送りつつ新たな土地アダントを維持することで、使えるマナを増やす動きは従来から存在したが、法ルーンの登場で意識する回数が格段に増えた。手動でマナを捻出しなければならないこともある。

 

 

・2マナ域

2/3飛行デメリット無しという優れたスペックを持つトミクを2枚のみ採用し、他は不採用とした。

徴税人やアダントの先兵を差し置いてトミクを採用した理由は、「後から出しても強い」からである。

2ターン目までに1マナ生物を3体立てて3マナ域の全体強化につなげるのがこのデッキの一番強い動きなので、2マナ生物は出すタイミングを逃しやすい。

しかしトミクは素で肉儀場に耐えることができるので強化をする必要がない上、召喚酔いをしている間も壁としての役割を果たすことができる。特に探訪付き嵐鎮めや正気泥棒を防ぐことができるのはトミクだけである。

伝説であるトミクの採用は2枚が限界であるため、2マナ生物を充実させたいならばアダントの先兵を優先したい。このデッキが苦手な破壊系の全体除去を躱してくれる。

 

 

・3マナ域以上

軍司令4、ベナ史4、ロクソドン4、不敗3、議事会3と普通の構え。

前のめりな構成にするためベナリア史カットも試してみたものの、赤単への勝率と昇殿の難易度を考えるとやはり必要である。

1マナ域特化のこの構成では不敗の陣形の重要度はかなり高いものの、複数枚来たら困るので4にはできない。議事会も同様。

 

 

以上。

灯争大戦の影響としては法ルーンの登場が最も大きく、前のめりな構成と柔軟なゲームメイクを可能にしてくれた。

他にも灯争大戦出身の優秀な白のカードといえば黒き剣のギデオンがあるが、ギデオンが刺さるノークリーチャー系統のデッキには元々有利であることと、3マナ域をこれ以上膨らませるのは危険であるため採用を見送った。