真紅の契りフルスポ見た感想。
今回は環境が終わるレベルのパワカはなさそうなので、前環境の白単vs緑単vsイゼットの延長から始まりそう。
それぞれのデッキにどんな強化が入ったかをメモしていく。
※ここで言うイゼットは、天啓やリーアを勝ち手段に据えた赤青系デッキの総称
○白単
下環境でもバリバリのパワカ、2マナサリアが再録された。
イゼットにぶっ刺さるのはもちろん、レンクラ・猫戦車・レン7が重くなるので緑系デッキにも有効。
一方で白単側は除去(亡霊・わんこ)や強化(野心家・敵対者)クリーチャーに一任できるので、ほとんど影響を受けないように組める。
白単が最も欲していたカードであり、新環境のメタゲームはこいつから始まると入っても過言ではない。
他のカードとしては《束の間の霊魂》(2/3/1、ディスカードで一時的に追放)や《有望な信徒》(1/1/2訓練)が採用候補。
また、組み方によっては《歓迎する吸血鬼》(弱者の師みたいなやつ)もいい仕事をするかもしれない。タフ3がえらそう。
○緑単
緑には珍しく1/2/1が登場。
待望の1マナ域ではあるが、サリアの登場でタフ1へのマークが厳しくなるため、使わない選択肢も十分あると思われる。
あとは《ウルヴェンワルドの奇異》程度で、めぼしいカードが多くなく、緑単はあまり強化されていない。
白単に押され、一旦は数を減らす形になると思われる。
○イゼット
優秀なカードが多く登場したが、元々デッキ全体のカードパワーが高いので、直線的に強化されるというよりも構築の幅が広がると言った感覚。
《さまよう心》は私の推しで、3マナでデッキを6枚も掘ることができ、パワー2の飛行が残るという贅沢なカード。
パワー2は緑相手には頼りないが、白相手なら相打ち要員として十分使える。
他には、フィニッシャー格の《船砕きの怪物》、コピーできるまでマナを伸ばさなくても天啓の打点を跳ね上げられる《マナ形成のヘルカイト》、1マナ2点追放火力の《炎恵みの稲妻》、ドラゴンの火に頼らずとも猫戦車を処理できる《削剥》、卵を場に残したままアグロを大きく減速させられる《飲み込む潮》など。
さらにはスロウランドが揃ったので、ジェスカイやティムールのリーア・天啓デッキも登場することが予測される。
環境の変化とともに、どうチューニングされていくか注目。