ドラフトにおける、ピックやプレイングの記事。
赤白編。
○概要
ロアホールドは墓地いじりの大学である。
ただしこの墓地いじり=遅い戦術は、赤白本来のアグレッシブな性質と相性が悪い。
横のつながりを意識せず、単体のカードパワーで組む方がデッキとして強くなることも多い。
その代わりにというと変だが、レア・神話レアはボムと呼んで差し支えのないものばかりである。
レアから入り、点数の高いカードをかき集めていくのがピックの基本となるだろう。
混んでいると悲惨なことになりがち。
・アグロ
優秀な生物と優秀な除去をひたすらピックし、殴り切る。
この「優秀な」というのがポイント。この環境のアグロは時間制限付きであり、短時間で攻めきるには相当なデッキパワーが必要とされる。
基本的に相打ちしてはいけない。速度も手札も足りなくなる。
回避能力を意識して組もう。卓内の戦闘学の教授は全部取れ。
・墓地いじり
クイントリウスを使った組み方。物量による中~長期戦を狙う。
何かアクションを起こすたびに4/2トークンが出るというのは強力無比であり、
盤面を丁寧に整理していくだけでまず勝てる。
一方で全体的に重い、クイントリウスが即除去されるとジリ貧になるなど、事故った・事故らされたときの反動が大きいアーキタイプでもある。
中途半端に組むと短期戦にも長期戦にも弱い紙束になりうるので、これを目指すかどうかはしっかり検討したほうが良い。
○一言
生物並べて殴ってればまあまあ勝つ、が成立しないこの環境において、赤白は非常に厳しい立場に立たされている。
同卓に赤白は何人いるか?カードパワーは足りているか?などの算段をしっかりしないと、2-3デッキを乱造することになるだろう。
ボムだけタッチで他の色に逃げるという選択肢も持っておくべし。